2008/03/07 Fridayauthor: jummanet(n)

3/16連続学習会第2回「2度目の和平協定は成立するか?-停戦11周年を迎えるナガランド」

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連続学習会
「先住民族・マイノリティにとって和平協定は希望か?」
  ~3つの先住民族抗争の和平協定から考える~
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多くの犠牲を払いながら、長年たたかいを継続してきた先住民族・マイノリティとって、主権国家との間でかわされる和平協定は、民族としての認知、自治構想と権限、難民のリハビリの条件などがすべてもりこまれた民族としての希望である。しかし、協定の不履行や遅れ、先住民族・マイノリティ側の内部分裂、片方だけの非武装化ゆえの力の非対称性と結果的に紛争前よりも弱体化されることもあった。先住民族・マイノリティの権利を守り、和平協定を有意義なものとするために、必要なものは何かを考えていく。

第2回勉強会
「2度目の和平協定は成立するか?-停戦11周年を迎えるナガランド」
講師:木村真希子(市民外交センター)
日時:2007年3月16日(日)午後2時~午後4 時
場所:東京麻布台セミナーハウスの中研修室
地図:http://kenshu.e-joho.com/azabudai/map.html
地下鉄日比谷線神谷町駅(E1出口)徒歩3分、都営三田線御成門駅徒歩10分、都営大江戸線赤羽橋駅徒歩8分

 1997年、40年以上にわたって武力紛争の続いてきたナガランドにおいて、最大の武装組織がインド政府と停戦合意を結びました。以後、10年以上にわたって最終的な政治的解決を目指した和平協定に合意するため、両者の指導者の間で会合が続けられていますが、いまだに最終的な合意は得られないままです。
 ナガランドの武装組織とインド政府との間では1975年代に和平協定が締結されています。しかし、このシロン協定は紛争を終わらせるにはいたらず、むしろ組織の分裂と紛争の複雑化につながりました。今度こそ、指導者たちの話し合いはナガランドの紛争を終結させることができるのでしょうか。しかし、停戦合意と和平会談の開始以後、むしろナガと他民族の間での衝突が始まるなど、前途多難です。北東部における他の和平協定の経緯と結果などと比較し、また過去の和平協定や政治的合意の経緯と結果、および現在の和平会談の進展を振り返り、和平協定の締結されない理由とは何か、また締結されれば今度こそ平和がもたらされるのか、といった点を議論したいと思います。

参加費:毎回500円(ジュマ・ネット会員は無料)
主催:ジュマ・ネット http://jumma.sytes.net/
申し込み:ジュマ・ネット事務局 03-3831-1072、office@jumma.sytes.net へ
〒110-0015 東京都台東区東上野 1- 20 -6 丸幸ビル5F  
電話 : 03-3831-1072

<第3回の予定>
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第3回(最終回)「バングラデシュ・チッタゴン丘陵の和平協定10年から」「和平協定に必要な条件とは 3つの事例のまとめから」
講師:トム・エスキルセン(ジュマ・ネット副代表)+下澤嶽(ジュマ・ネット代表)
日時:2007年4月19日(土) 午後4時~午後7時
場所:未定(後日お知らせします)

*1回目の勉強会「グァテマラの和平協定11年と先住民族の権利:
なぜ和平協定は履行されないのか」(2月16日)は終了しました。
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★会場地図「東京麻布台セミナーハウス」中研修室(東京都港区麻布台1-11-5)
アクセス:
地下鉄日比谷線「神谷町」駅(E1出口)徒歩3分
都営三田線「御成門」駅 徒歩10分
都営大江戸線「赤羽橋」駅 徒歩8分


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