2014/12/02 Tuesdayauthor: JummaNet サイト管理者

【現地通信員ブログ】日本語クラス

みなさんこんにちは!
現地通信員としてこちらの様子をお届けします田中志歩です。
現在、静岡文化芸術大学を休学してチッタゴン丘陵地帯にある「寄宿舎学校モノゴール」で日本語ボランティアとして働いています。

もう12月ですね。師走の季節がやってきましたが皆さんお元気でしょうか?
丘陵地帯も日に日に寒くなってきており、昼間でも太陽の当たらない場所は寒く
井戸水シャワーを浴びるのが少しつらい季節になりました。

今日は、私が5月から行ってきた日本語クラスについてお話ししたいと思います。
今、私はモノゴールで7年生と9年生(日本でいうと中学1,3年生)の子どもたちと
昨年から引き継ぎ高校生以上の生徒にも日本語を教えています。

7年生男の子クラス.jpg
7年生男の子のクラス

子どもたちのクラスは、はじめ日本がどこにあるのかも知らない子たちばかり
もちろん、日本語なんて聞いたことがありません。
初めの頃は恥ずかしがって質問しても下を向いてしまっていた子どもたちですが
少しずつ慣れてくると、積極的に日本語学習に取り組んでくれ
~は日本語で何というの?という質問が授業で飛び交うようになり
校内で私を見かけると、日本語で挨拶してくれるようになったり声をかけてくれるようになったりしました。
主に、あいさつや日常会話など
日本人のお客さんが来たときにコミュニケーションができるようなフレーズや
日本の中学校の様子を交えながらの授業を行いました。
時々、日本文化の話をしたり一緒に折り紙を折ったり

学期の最後には、日本の料理を食べてみようということで
みんなでお好み焼きを作ってみました。

お好み焼き作成.JPG
お好み焼き作り

試作したときに、辛くないお好み焼きはおいしくないらしく残ってしまったので
今回は、お好み焼きをアレンジして、唐辛子や玉ねぎ、そしてニンニクも入れてみました。
さらに、油も多くしてあげるように焼いていくと、味の濃いお好み焼きが!
じょうずにやけるかな?

子どもクラスは120人の大所帯なので、この日は1日中お好み焼きを焼くことになりました。
大変でしたが、みんなが喜んでくれたのでよかった!
今は、子どもたちのクラスは進級試験があるので1月までお休みなのですが
来年、8年生9年生になったみんなとまたクラスをするのが楽しみです。

また、昨年度渡部さんが受け持っていたシニアコースの生徒たちの授業では
今年からは文字を取り入れ、読み書きもできるように。を目標に行ってきました。
みんな日本語学習2年目となるので、初めての日本語能力試験に3人が現在挑戦中です
漢字を読んだり、少し長い文章を読んだりと、趣味程度で行う日本語学習ではなく
毎回しっかりした授業、少ないとは言えない宿題
10月から強化訓練として、毎日9時から12時、15時から17時30分の約6時間を勉強してきました。
そんな彼らもこの12月7日がテスト本番!ダッカ大学で受験します。
シニアクラス.jpg
シニアクラス

今までの、コミュニケーション中心のクラスとは異なって、読み書きが中心
宿題もあるクラスにみんな心が折れかけながら頑張ってくれました。
何回も、クラスの運営やルールで生徒たちとぶつかりながら。
毎日そろわない宿題や、遅刻、無断欠席などで
どうしよう。と、悩む日がない日はなかったのですが
みんなと真剣に向き合っていくことで改善点を見出したり
お互いに理解しあったりできるようになったので
試験対策クラスをしたことは大きな経験になっているなあと思っています。
テストまであと少しですが、残り少ない時間頑張ってほしいです。

モノゴールの日本語クラスでは、様々なことを学ばさせてもらっています。
まず、母語じゃない言葉で授業するむずかしさ
最初は、みんなに私のベンガル語は伝わってるのか?と心配しながら恐る恐るでしたが
今は、間違えてもいいからしっかりはっきりと。をモットーに行っています。
間違えたら、生徒が訂正してくれるので私のベンガル語の勉強の時間にもなっています。
9年生クラス.jpg
9年生クラス

そして、子どもたちのクラスからは、興味を持続させながら外国語を教えること
これは、日本の子どもに外国語を教えるときと同じですが興味を持ってもらうことが1番
興味をなくすと休みがちになるので、ゲームを取り入れたり
歌を取り入れたり毎日工夫を行いながらクラスを進めることの大切さを知りました。

さらに、初めての経験だったのですが
自分よりも年上の人を生徒にもつこと。
シニアクラスの生徒たちは日本語が2年目ということもあって、コミュニケーションをとるのが上手。
日本語で自分の意思をすこし伝えることができるのですが
文字の勉強は、難しいしめんどくさい。そんな彼らと2か月間毎日6時間ほど勉強を行いました。
お互いの認識の差や文化の差などが1番大きく出た場面だったと思います。

2か月が過ぎた今
「あつい心 と つめたい頭」
昔読んだ緒方貞子さんの言葉が頭によくよぎりました。
あつい心で接するけど、冷静に。私は今回何度も生徒相手に怒ってしまったし
私も正面からぶつかるだけで、冷たい頭が抜けていたなあと。

テスト後1か月のお休みが明けたら日本語クラスも再スタート
今年の反省を活かせるクラスを運営していきたいです。


現地通信員・田中志歩