2009/05/15 Fridayauthor: 副代表 木村真希子

先住民族運動との出会い

<タイトルが違いますが、5月7日の「ナガランドとの出会い」のつづきです。>

ナガランドの独立運動について論文を書くため、先住民族に関する文献を調べていて、日本では市民外交センターがアイヌ民族の国連参加を支援していることを知りました。そこで代表の上村英明さんに連絡を取り、市民外交センターの活動にも少しずつ参加するようになりました。当時、上村さんは琉球・沖縄民族の問題を先住民族の視点から考えることを試み始めており、同じ年代の沖縄出身の学生さんたちと一緒に沖縄の基地問題などを国際人権法の視点から考える勉強会に参加したりもしました。ナガランドだけでなく、世界に広がる先住民族運動というものを実感し始めました。

本当はこうしたNGO活動をずっと続けたかったのですが、一方で自分の研究者としての将来を考え、2001年にインドに留学することになりました。ナガランドの研究を続けたかったのはもちろんですが、現地に入れない地域を論文の対象として選ぶのは難しく、隣のアッサム州を選びました。その時はずいぶん残念に思いましたbearingが、他の北東部の地域のことを知るきっかけとなったので、今では回り道したことが結果的によかったなと思っています。

インドでの現地調査は2年間でひと段落したので、2003年からインドと日本を行き来し、また長年興味のあった国連先住民作業部会にも市民外交センターの一員として参加しました。スイスのジュネーブで毎年開催されていたこの会議は、毎年1000人以上の先住民族が世界各地から参加し、まさに先住民族にとっての外交の場といった感じでした。

また、2003年はジュマ・ネットがCHT・ナガ・サラワクから先住民族の方たちを招聘し、「大地と共鳴する人々」のシンポジウムを開催しました。ナガの人が来るというので、私も何回か会議に参加し、当日のお手伝いもしました。下澤さん、トムさん、みどりさんほか、ジュマ・ネットの人たちに出会ったのはこのころでした。今から思うと、あれこれ無茶な提案をしたりして困らせたと思うのですが、いろんな人たちと知り合いになれた貴重な機会でした。

今から振り返ってみると、2003年ははじめて国連に参加したり、ジュマ・ネットのシンポのお手伝いをしたりと、わたしの現在のNGO活動にとっては転換の年だったのだなと思います。それからもう6年も経ってしまいましたcoldsweats01

 

さて、明日から、国連NY本部で開催される「先住民族問題常設フォーラム」に参加してきます。CHTや、インド北東部ほか、いろんな国の先住民族が集まる国連会議です。また会議の様子もブログで報告する予定です:-)