2009/04/30 Thursdayauthor: 共同代表 トム・エスキルセン

先住ジュマ民族ネットワークUSAからの署名のお願い

総選挙でCHT和平協定の完全実施をマニフェストに掲げたアワミ連盟政権が今年1月に誕生し、2月にバングラデシュを訪問したCHT国際委員会との会見でシェイク・ハシナ首相はじめ新閣僚がCHT問題の解決に前向きな発言を連発しました。1997年の調印以来、十数年間滞っていたCHT和平協定の実施にやっと追い風が少し吹きはじめています。

この好機に在米ジュマ民族団体、Indigenous Jumma People's Network USA(IJPNUSA)から「和平協定の完全実施と憲法上の保障を求める署名キャンペーン」への協力要請が届きました。ジュマ・ネットでも、呼びかけに応えて署名集めに協力することになりました。ご署名は、各国から集まった署名と共に、南方系仏教でお釈迦様の誕生・成道・入滅の日とされるBuddha Purnima(5月9日)の日にIJPNUSAによって駐米バングラデシュ大使館に届けられます。

英文のサイトはこちらです:http://www.ijpnus.org/appeal_for_cht_peace_accord_97

ジュマの人々にとって大切な日に、その心の願いを届ける署名キャンペーンにご協力ください。下記の記入欄にローマ字でご氏名、ご所属(任意)、お住まいの都道府県、メールアドレス(任意)をご記入の上、「Submit」ボタンをクリックしていただければ、自動的に署名が登録されます。よろしくお願いいたします。

ジュマ・ネット副代表
トム・エスキルセン


バングラデシュ人民共和国首相シェイク・ハシナ殿

M. Humayun Kabir駐米バングラデシュ大使 気付

昨年の総選挙による民主体制の回復および2009年1月における新アワミ連盟政権の誕生をお祝い申し上げます。政教分離、法の支配、すべての人々の人権の擁護を約束してこられた貴政権がその約束を果たされることに大きな期待を寄せております。特に貴政権が先の選挙で1997年にPCJSSと調印したチッタゴン丘陵(CHT)和平協定の完全実施を約束されたことを心に留めていただきたく存じます。

ご存知のように、先の選挙管理政権も、2001年~2006年のBNP政権も、CHTにおける二十数年来の紛争を終わらせた歴史的な協定の実施にまったく取り組んできませんでした。調印11年後の今日も、自治評議会への権限委譲、土地委員会による土地問題の解決、すべての仮設軍事基地の引き上げ、難民・国内避難民の生活再建といった和平協定の最も重要な条項の実施はほとんど進んでいません。逆に、軍の暗黙の支持を得た入植者による違法な土地収奪や丘陵民への襲撃事件が増えています。治安軍は先住民族に対するでっち上げ逮捕、拷問、司法外の処刑、強制土地収用、寺院の破壊・冒涜を含む宗教迫害を繰り返してきました。無数の先住民族女性・少女がレイプされており、加害者が罰せられることもほとんどありません。先住民族は今や、平和な未来に対する希望を失いつつあります。 これらの深刻な問題に注意を向けられ、CHT和平協定の完全実施の約束を忠実に遂行なさるよう要請いたします。さらに、主権国家における地方自治制度を確立する和平協定の枠組みを将来の世代のためにも確実なものにする憲法改正も真剣に検討されるよう要請いたします。

敬具

先住ジュマ民族ネットワークUSA代表 

 ブッダ・ラタナ・ビック