2014/01/18 Saturdayauthor: JummaNet サイト管理者

バングラデシュ、新内閣発足 EUが少数民族への暴力行為を非難


■バングラ新内閣が発足=選挙「正当性」不透明なまま
 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014011200178
 (時事通信 2014年01月12日)

 【ニューデリー時事】バングラデシュで12日、先の議会(一院制)選挙で圧勝した
与党アワミ連盟のシェイク・ハシナ総裁(66)が首相就任宣誓を行い、新内閣を発足
させた。ハシナ氏の首相就任は2009年に続き、2期連続。
 ハシナ政権下での選挙に反発する野党のボイコットを無視して強行された今回の選挙。
ハシナ氏の任期は5年だが、国内外からその「正当性」を疑問視する声が上がっており、
反対世論を抑え切れなければ短命に終わる可能性もある。


■バングラデシュの総選挙を受けたEUの声明
 http://www.euinjapan.jp/media/news/news2014/20140109/121948/
 (駐日欧州連合代表部 2014年01月09日)

欧州連合理事会 ブリュッセル 5146/14 (OR. en) PRESSE 6

<日本語仮訳>
欧州連合(EU)を代表し、キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧
州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。

バングラデシュで1月5日に行われた第10回総選挙の予備段階の結果と投票率が低かっ
たとの報道に留意している。

選挙前および期間中の暴力行為、特に女性、子ども、宗教的・人種的少数派といった最
弱者に対する暴力を強く非難する。多くの命が失われたことを遺憾に思い、犠牲者の遺
族に哀悼の意をささげる。

バングラデシュとの関係において、EUは常に同国に対し、民主主義の基盤強化を支援す
るべく関与してきた。この中で、何度にもわたり、すべての関係者に対し、透明性のあ
る、包括的で信用できる選挙のための条件を整えるよう呼びかけてきた。ゆえに、その
ような条件が実現せず、バングラデシュ国民が自らの民主的選択を完全な形で表明する
機会を与えられなかったことを遺憾に思う。

EUはすべての関係者に対し、暴力行為を慎み、国民の利益を第一に考え、民主的説明義
務を強化し、透明性のある、包括的かつ信用できる選挙を実施するために相互に受け入
れられる方針の合意を得るべく、真の対話に乗り出すよう求める」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/EN/foraff/140315.pdf