2013/07/02 Tuesdayauthor: JummaNet事務局

バンドルバン県でチャク民族21世帯が入植者に土地を奪われる~市民団体が抗議

2013年3月1日にバンドルバン県ナイッキョンチョリ郡アレッキョン・モウザのバドゥルジリ地区のチャク村で、ベンガル人入植者がチャク民族の村を襲撃・略奪し、21世帯が近くのバイシャリ地区に避難した。
チャクの人々は、居住地や焼畑に戻ることができず、避難先で日雇い労働の厳しい毎日を送っている。事件が起こる前からも、地元の行政や警察が傍観する中で、土地を狙った脅迫、嫌がらせが日常化していた。
バンドルバン県ショロイ・ユニオン・ルライン地区のムロー民族210世帯も土地を狙った嫌がらせを受けており、危機に瀕している。著名なベンガル人の学者・NGO・人権活動家、PCJSS関係者による14人の調査団が6月14~16日に現場を訪問し、6月19日にダッカで記者会見を行った。
調査団は、
1)土地収奪の犯人を処罰すること、
2)避難した住民を元の土地に再定住させること、
3)違法な土地リースを止めること、
4)チッタゴン丘陵土地問題委員会法を改正し、CHT和平協定との矛盾点をなくすこと
などを要求した。

(カパエン財団2013年6月21日メルマガを抄訳)