2012/10/16 Tuesdayauthor: JummaNet事務局

ランガマティで暴動、二人の学生の議論が衝突に発展し20名が負傷

9月22日のランガマティ市で発生した先住民族とベンガル人入植者の衝突によって、ユニオン議長と副検査官を含む20名が負傷した。

ランガマティ・カレッジの構内で午前10時頃発生した衝突は、県行政が市内の集会を禁止したのち、鎮圧された。
ランガマティ県知事のムスタファ・カマールは、144条例(非常事態宣言)が発令された午前11時頃、ディリー・スター紙に、「次の指示があるまで、この命令は有効である」と伝えた。さらなる事態の拡大を抑えるために、陸軍兵士、警察職員が大量に市内に配置された。衝突後通行止めされたランガマティ・チッタゴン・ハイウェイの車両の動きは、県が午後3時に封鎖を解除したため、通常に戻っている。

カッレジ学長のバンチタ・チャクマは、暴動は棒、鉄棒、鋭利な武器をもった部外者が先住民族の学生に襲いかかったことによって始まったと証言している。
彼女は、襲撃者が部外者だったため、犯人を特定ができないと言っている。
県警察署長のマスッド・ウル・フセインと電話で、「二人の学生は些細なことで口論になっただけで、民族問題とは関係ない。しかしその後、二つの学生グループに別れた暴動に発展し、町中に広がった」と証言している。

地域住民によると、今回の問題の芽は、9月19日の水曜日に、一日前にあった騒動について、二人の学生がカッレジ・バスで口論となったこと始まった。それがブナルパ、カンタルトリ、ラジャバザールの近隣に暴動が広まったため、事態は深刻な状況になった。
県行政が事態の原因を究明する委員会を組織することを要請されたのを受けて、関係者による緊急ミーティングが、午後4時から6時にかけてランガマティの公館で開催された。144条例の続行を含め、事態が収集するまで、カレッジを閉鎖し、警備員をさらに配置することを決定した。

ランガマティ・カレッジの学長は、このように早く暴動が広がったことを見て、「事前に計画されていた」と主張した。
負傷した多くが応急手当を地元のクリニックと病院で受けており、そのうち8名がチッタゴン大学病院に搬送された。


(9月23日のバングラデシュThe Daily Star紙の記事を下澤が要約)