2011/04/19 Tuesdayauthor: 共同代表 トム・エスキルセン

土地をめぐって3名が殺される

昨日(2011年4月17日)、カグラチャリ県ラムガー郡シャンコラ・パラで、先住民族とベンガル人入植者の間で、土地の所有をめぐって、3名が死亡、20名が不詳、30の家屋が放火された。
マニクチャリ郡の病院に運ばれた負傷した5名のベンガル人入植者の状態も危険な状態である。
これらのニュースを聞き、怒ったモハモニティラ村のベンガル人入植者の若者は、この地域の先住民族を追い出し、10軒の家に火をつけた。
ラムガー郡では、午後3時半ころ、10~12名のベンガル人入植者グループが、係争中の土地を耕作していたところ、15名~20名の先住民族が土地を取り戻そうとナイフや鉈を手に襲撃した、とグイマラ警察署所長代行のモハマド・.モンジュルルは供述している。
この事件を聞き、バラ・ピラック・バザールのベンガル人入植者グループは、事件現場にいき、先住民族を襲撃した。双方が衝突し、3名が死亡、20名が負傷した。その後、ベンガル人入植者はラムガーの先住民族の家30件に放火した。
死亡したのは、バラ・ピラック・バザールのアユブ・アリ(30歳)、ナワブ・アリ(70歳)、スニル・サルカール(35歳)である。
この地域のUPDFのプレスリリースによると、先住民族である、シャンコラ・パラのレモン・マルマ(32歳)が衝突で死亡したと伝えた。、また、事件後9名から10名の先住民族が行方不明になっているという。
カグラチョリ県知事のアニスル・ホック・ブイヤンは、事件は「それほど深刻でない」ことと、2名の死者が出たことを電話でデイリースターの記者に伝えている。
ベンガル人入植者と先住民族と衝突したのち、セクション・114(非常事態宣言)がラムガーとマニクチャリに出された。
追加の警察部隊が、事件の再発を防ぐために投入されたことを知事が告げた。
この地域に住むアブール・アリは、ベンガル人入植者が長く小さな土地を所有し使っていたが、最近数名の先住民族村長が土地を取り戻そうとしたが、失敗したので暴力事件となった、と電話で当社の記者に述べた。
この地域のチップル・マルマは、事件は、ベンガル人入植者が土地を強引に奪おうとして発生したと伝えた。
アワミ連盟県支部事務局長のザハドゥール・アラムは、現場を訪れ、平和を維持し、法を守るように人々を説得した。

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ベンガル人入植者に焼き払われたジュマの家(Kapaeeng Foundation)