2006/11/26 Sundayauthor: jummanet(n)

国連開発計画と県評議会がマラリア撲滅共同プロジェクト

(デイリー・スター紙2006年11月26日)

国連開発計画(UNDP)とランガマティ県評議会(RHDC)は1年間のマラリア撲滅パイロット事業を共同で行うことを発表した。チッタゴン丘陵地帯開発ファシリティー(CHTDF)が2800万米ドルの予算で実施する。第一段階では、マラリア罹患率が最も高いバンドルバン県ロワンチョリ郡、ランガマティ県ボルコル郡、カグラチョリ県マティランガ郡の3郡が対象。CHTは国内でもマラリアの最も多い地域で、適切な治療が受けられず慢性化する患者も多い。村々にはマラリアやチフスなどに関する基礎訓練を受けたコミュニティー・ヘルス・ワーカーが配置され、必要な検査、薬の配布やアドバイスの提供を行う予定である。従来は、症状が重いと病院に紹介することしかできなかったが、これで村に居ながらちゃんとした医療が受けられるようになると地域で働く医者や住民が喜んでいる。