2006/09/02 Saturdayauthor: jummanet(n)

ジュマ少女がレイプ・殺害される。レイプ事件相次ぐ

2006年9月2日、カグラチョリ県ディギナラ郡チョト・メルン地区でチョト・メルン高校(第9学年)生徒のルナ・チャクマさん(15歳)がレイプされ、殺害された。事件は彼女が学校から帰宅する途中で発生した。同級生たちは、途中まで一緒に帰ったが、分かれた後どうなったか分からないという。チョト・メルン地区には、彼女の住むアンガダ・マスター村の隣村を含め、多くのベンガル人入植村がある。入植者に待ち伏せされ、レイプされたのではないかと疑われている。彼女の遺体は同日夕方6時ごろ、マイニ川の河畔で発見された。9月4日に丘陵女性連盟(HWF)が事件に抗議する集会とデモを行った。また、9月5日にはディギナラ町にジュマ・非ジュマを含む数千人の男女学生や学校教員が集まって突発的なデモを行った。事件後、新任のカグラチョリ県知事ゴラム・モウラ氏が事件現場を訪問して犯人を逮捕するよう呼びかけ、9月4日に警察はベンガル人6人を同事件に関与した疑いで逮捕した(UPDF発行CHT NEWS NO. 120、121、123)。

2006年6月30日にはカグラチョリ県ラムゴル郡ボロ・ケダ村のヌヌ・マルマさんがベンガル人入植者の集団にレイプされた。ボロ・タリ村に住むジャティン・モホン・トリプラという親戚を訪問中に事件が発生した。午後1時半ごろ、ベンガル人の集団がトリプラさんの家を襲い、同氏とその妻を縄で縛り上げた上で、ヌヌ・マルマさんを誘拐した。その際、犯人たちはパタチョラ・ユニオン評議会(村議会)議長モミン・ハビルダールに彼女を連行するよう命じられたとトリプラ氏に伝えた。翌日、トリプラ氏は数名の村人と共にハビルダール議長を訪ね、ヌヌ・マルマさんの消息を尋ねた。彼は誘拐への関与を否定し、ヌヌ・マルマの行方を調べるよう村人2人に依頼した。村人たちは、彼女がMアブドゥル・カデル、Mシャージャハン・ミヤン、Mジャキル・ホセインにレイプされ、気絶した状態で放置されたことを知らせた。ヌヌ・マルマさんは、ボロ・ケダ・トリ村の叔父の家で発見された。被害者は警察に告発状を提出したが、まだ誰も逮捕されていない(PCJSS 8月報告書)。

2006年8月22日にはランガマティ県ボルコル郡ファリタンギャチュグ村のショモプディ・チャクマさん(16歳)がバングラデシュ国境警備隊(BDR)兵士2人によるレイプ未遂に遭った。午後2時ごろ、ショモプディさんが自宅近くの川に牛のための水を汲みに行ったところ、ボルコルBDR駐屯地の調理人Mモズヌーおよび給水担当Mボズルーが彼女に襲い掛かり、レイプしようとした。ショモプディさんの悲鳴を聞いた村人が現場に駆けつけ、彼女を救出した。その後、事件が知れ渡り、同駐屯地の司令官ハビブ氏が被害者とその母親に見舞金200タカを渡した。犯人たちはボルコルBDR司令本部に転任させられた報告されている(同上)。