2006/06/13 Tuesdayauthor: jummanet(n)

欧州連合(EU)がCHT和平協定の実施遅延に憂慮の念を伝える

デイリー・スター紙 2006年6月13日

欧州連合(EU)は1997年に結ばれたCHT和平協定の実施が遅れていることについて憂慮の念を表明した。EUは外務大臣Mモルシェド・カーンに宛てた手紙で「ILO 107号条約など国際法の下でのバングラデシュの国際的な義務に鑑み、貴国がCHTの先住民族の人権を守り、その正当な期待を満たす必要性についてEUはこれまで強い関心を示してきた」と述べた。EUは、CHT和平協定に関係する法律や制度の複雑さを認めながらも、和平協定の完全実施によってのみ、丘陵地帯に住む全ての人々の長期的な平和と繁栄が保障されるだろうと述べた。手紙では、土地委員会の実効ある働きによる土地権の明確化、そして丘陵県評議会の自由で公正な選挙の実施が重要な点として挙げられた。また次の国会選挙が近づく中で先住民族が有権者として登録され、その声が選挙に反映されることが重要であるとEUは述べた。<以下略>