2004/10/26 Tuesdayauthor: jummanet(n)

バンドルバン県で身代金目当ての誘拐事件が増加。最先端の武器を持つ誘拐犯に警察は歯が立たず

身代金目当ての誘拐事件が増えているために家を空けて丘陵の遠隔地からバンドルバン町に移り住む住民が増えている。ロアンチョリ郡のシャインガ、ベッチョラ、タラサ、バグマラ、モンジョイパラ、ノアパタンなどの地区が犯罪者の巣窟となっているからだと元ユニオン評議会委員アミール・ハムザは語る。
旧式の303型ライフルしか持たない警察は、最先端の武器・弾薬を持つ犯罪者を取り締まることができずにいる。地元住民によるとミャンマーの共産党ゲリラや地元先住民族の青年たちが様々な犯罪に手を染めているという。警察によれば、9月18日に退官軍人のシディクル・ラーマンとアブドゥル・カレクが誘拐されて100万タカの身代金が請求され、行方不明となっていると言う。また、8月7日には山羊の売買を職業とするシュクマル・ナートとシュダンシュ・ナートがシュアロク地区で誘拐され、9日後にシャロンパラで遺体として発見された。7月15日にはラズビッラ・ユニオン評議会議長でBNP指導者のルイ・プルー・アウン・チョウドゥリーが誘拐され、七日後に身代金の支払いで解放された。4月18日には丘陵学生評議会(PCP)のリーダー、ウ・シャイ・トアイがダルパラ・ユニオンで誘拐された。5月18日にはユニオン評議会議長に立候補していたキャ・チン・アウンが誘拐され、6月11日にはカオ・フラ・トリプラがロアンチョリで誘拐された。これがバンドルバン県ロアンチョリ郡の現状である。

情報源:デイリー・スター紙、2004年10月26日