2004/10/15 Fridayauthor: jummanet(n)

政府はCHTで警察の人員削減を計画

政府高官によると、政府は近日中に三つの丘陵県から800人の警官を撤退させ、犯罪が最も蔓延る他の地域に再配置する可能性が高い。爆弾事件など暴力・犯罪の増加による治安悪化から、内務省は治安強化措置としてCHT3県から多数の警官を撤退させ、他地域に配置することを提案している。この提案は約一ヶ月前、内閣官房を経て陸軍局に送られた。CHT当局も800人の警官の再配置に同意したと情報筋は言う。
現在、三つの丘陵県には、陸軍、国境警備隊(BDR)、武装警察隊(APB)、村落防衛隊(VDP)のほか、27の警察署に3600人の警察官が配置されている。警察職員によると、このほかランガマティ県のサジェクとフォルア、バンドルバン県のボイチョリに警察署を新設する計画もある。内務省はCHTから別の地域に警官を再配置し、その代わりに丘陵地帯での治安維持のために大規模な治安軍を展開することを計画している。CHT行政の高官は、「当初は警官のほとんどを撤退させる提案を受けたが、800人だけ撤退させることに同意した。なぜなら、ベンガル人入植者の村々の警護、テロリストなど犯罪者の逮捕や事件後の遺体の収容などに関する法手続の遵守のために残りの警官が必要だからだ」と語る。「軍が暴徒やテロリストを捕らえた場合も、警察に引き渡すことが法律で義務づけられている」と彼は説明した。一方、内務大臣ルトフッザマン・ババルはカグラチョリを訪問し、県内の警察署をいくつか訪ねた。地方当局は県内に一定数の警察を留める必要性について彼に説明した。

情報源:デイリー・スター紙、2004年10月15日