2004/09/29 Wednesdayauthor: jummanet(n)

県庁所在地の町長選挙、いずれもベンガル人が当選

 2004年9月にチッタゴン丘陵地帯の3つの県庁所在地、カグラチョリ町、ランガマティ町、バンドルバン町で町長選挙が行われ、いずれもベンガル人が史上初めて当選した。軍や行政の支援を受け、民族感情を巧みに操った結果だ。ジュマ民族が歴代の町長に選ばれた時代は過去の記憶となりつつある。
当選者は:
1)カグラチョリ町:ジャイナル・アベディン。同県選出国会議員ワドゥド・ブイヤン(BNP)の側近でイスラム原理主義者;民族紛争に荷担。
2)ランガマティ町:ハビブル・ラーマン。同県元国会議員ディポンコル・タルクダールとワドゥド・ブイヤンの側近で、民族紛争に荷担する「ベンガル人平等権運動」のリーダー。
3)バンドルバン町:ミジャヌル・ラーマン・ビプロブ。アワミ連盟の地元指導者で、他の二人と違って進歩的な考えを持つ。

CHT内の市街地では、ベンガル人が既に人口の大多数を占める。将来はその傾向がさらに強まり、ジュマ民族の声がますます届かなくなることが危ぶまれる