2004/08/05 Thursdayauthor: jummanet(n)

ランガマティ県で先住民族の家族がベンガル人に惨殺される

 ランガマティ県ボルコル郡ブーションチョラ・ユニオンのドンドチョラ村に住むジュマ民族の夫婦がボルコル郡アイマチョラ地区コロボンノ村のベンガル人入植者の一団に殺害された。8月3日(火)深夜11時頃、シュヒドゥル(30)、イブラヒム(37)、イムダッド(37)、そしてユニオン評議会委員トミル・アリがボルン・クマル・チャクマ(33歳)とその家族を鉈と槍で攻撃した。ボルン・クマル・チャクマは即死し、その妻のシュボルナ・チャクマ(28歳)と生後11ヶ月の赤ちゃんコンポン・チャクマが重傷を負った。翌8月4日午前11時頃にシュボルナ・チャクマと赤ちゃんはランガマティ町立病院に運ばれたが、シュボルナさんは入院4時間後に息を引き取った。コンポン・チャクマはチッタゴン医学大学付属病院に移された。シュボルノ・チャクマは頭、のど、背中、そして手足を傷つけられていた。一方、コンポン・チャクマは右足に重傷を負った。
テロリストたちはドアを開けるように言っても家族が開けなかったので、力づくで侵入して家族を攻撃した。情報筋によると事件は土地を奪うことが目的だったという。事件直後の深夜12時頃、村人は最寄りの第31ベンガル国境警備隊(BDR)キャンプに助けを求めたが国境警備隊は何の行動もとらなかったという。死亡したボルノ・クマル・チャクマの父親、ディン・モホン・チャクマも1984年に起こった虐殺事件でベンガル人入植者に殺されている。

情報源:プロトム・アロ紙、2004年8月5日