2004/06/09 Wednesdayauthor: jummanet(n)

ジュマ200世帯が土地から追い出される危機に

 バンドルバン県ラマ郡ソロイ・ユニオンの五つの村に住む約200世帯のムロー民族とトリプラ民族の人々が、外部から来たベンガル人の有力者に土地を奪われ、追い出されようとしている。地元の腐敗した役人から約4000エーカー(1600ヘクタール)の土地に対する40年間の借地権(リース)を与えられたベンガル人たちは土地で菜園や果樹園を作り始めており、暴力団を雇ってジュマの人たちに出て行けと脅迫している。ジュマの人々は作付けをすることもできず、恐れと不安の日々を過ごしている。
 この土地は、無所有地(国有地)だと地元行政は言っているが、実際にはムロー民族とトリプラ民族が先祖代々、伝統に従って焼畑を行ってきた土地である。CHTでの土地管理に関する規則では、政府は土地を誰かに提供する前に必ず村の長に相談し、その同意を取ることになっているが、何の相談もなかったと村長たちは訴えている。地域評議会はこの問題を調査するために5人の委員会を設立したが、状況は改善されていない。

プロトム・アロ紙 2004年6月9日