2010/09/07 Tuesdayauthor: JummaNet サイト管理者

「ロシア:窒息寸前の自由、「消される」人びと」 アムネスティー・インターナショナル署名キャンペーンにご協力ください

「ロシア:窒息寸前の自由、「消される」人びと」

アムネスティー・インターナショナル署名キャンペーンにご協力ください

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=3307

 

ジュマ・ネットの署名キャンペーンにご協力頂いたアムネスティー・インターナショナル日本では、ロシアで相次ぐ人権活動家やジャーナリストに対する暗殺、失踪などの人権侵害の停止を求める署名キャンペーンを実施しており、ジュマ・ネットも賛同団体として協力させていただくことになりました。

 

今日の世界には、チッタゴン丘陵問題のように国際社会がほとんど目を向けてこなかった地域紛争が多く続いています。トルコ、イランと接する北コーカサス地方のチェチェン共和国では、1991年から続く紛争で人口の2割にも及ぶ20万人がロシア軍に命を奪われたと推定されています。旧ソ連崩壊後、チェチェンはロシアからの独立を宣言しますが、近隣の共和国への波及を恐れたロシア政府は、石油パイプラインもある要衝を死守しようと1994年に軍事侵攻します。1996年に和平合意が一旦成立しますが、1999年にロシア軍が再び侵攻し、執拗なゲリラ戦やテロ事件が相次ぐ中で紛争が今日まで続いています。(http://chechennews.org/basic/whatis.htm

 

このチェチェン問題を取り上げたロシア人ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤさんが2006年に暗殺され、2009年にも同問題を取り上げた人権活動家6人が暗殺されました。人権NGOもチェチェンでの活動停止を余儀なくされています。今年、「ロシア文化年」をテーマに各国で文化行事が行われている中で、アムネスティー・インターナショナルは、このような人権侵害に対する徹底した調査と公正な裁判を実施させるためにオンライン署名を行っています:

 

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=3307

 

ジュマ・ネットの会員、協力者の皆様も是非、オンライン署名にご協力くださり、身の回りの方にも知らせていいただければと存じます。一隅を照らすロシアの人権活動家たち、紛争で命を奪われているチェチェンの人々に連帯の声を届けましょう。小さな市民の声も、大きなうねりとなって政治を変える力となるでしょう。

 

ジュマ・ネット共同代表

トム・エスキルセン