ナガ

2009/06/26 Fridayauthor: 副代表 木村真希子

6/21 ナガランド報告会・上映会無事終了のご報告

二週続けて他団体のイベント関連で恐縮ですが、6月21日の上映会・報告会のご報告です。

当日は、ジュマ・ネット関係者の方3人を含め、雨の中21人の方が集まってくださいました。

学生さんたちがナガランドの紛争という問題に対して、真摯に取り組んでいる様子が来てくださった方たちにも伝わったようで、参加者の若い学生さんをはじめ、皆さん活発に質問してくださいました。アンケートも、ほとんどの方が記名で答えてくださって、今までのナガ・ピース・ネットワークのイベントの中でも一番いいものの一つになったのではないかと思います。

正直、昨年スタディ・ツアーを企画した際には、帰国後にこれほど学生さんたちが頑張ってくれるとは思わなかったので、うれしい驚きでした。11月にムンバイでテロが起きたこともあって、延期になったりと準備が本当に大変だったのですが、しみじみとやってよかったなと思います。この経験を、今後のジュマ・ネットの活動でも生かせればいいな、と思います。

下の写真は、ツアーに参加した5人の学生さんたちです。ツアーを終えるころには、顔つきもすっかり変わって来ていました。

スタツア写真.jpg

 

 

こんにちは。

国連報告が終わってちょっと一息ついたと思ったら、すぐ二週間近く経ってしまいましたcoldsweats01

さて、今日はこの場をお借りして、今度の日曜日のナガランド報告会・上映会のお知らせです。

今年2月に勤務先の明治学院大学国際平和研究所主催で、学生さんたちを連れてスタディ・ツアーに行ってきました。日本の学生さんたちをナガランドに連れて行って、どんな反応を示すのかな?と半分心配だったのですが、みんなすっかり現地に馴染んでいました。学生さんたちの見たナガランドの現状を話してもらいます。はじめての人でもわかりやすい内容だと思うので、ぜひお越しください。写真の下に案内を貼り付けます。

下の写真は、ナガランド学生さん、現地で仲良くなった若者たちと一緒に撮ったもの。「誰がナガ人で、誰が日本人でしょう?」と質問したら、ナガの人でも半分くらい間違っていました。答えを知りたい方は、日曜日に会場でhappy01 224_original.jpg

 

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学生たちが見たナガランド

~現地スタディ・ツアー報告とビデオ上映会

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■ 日時

 2009621日(日)14:0017:00(開場13:30

 

■ 場所

 東京麻布台セミナーハウス(東京都港区麻布台1-11-5

 交通:地下鉄日比谷線 神谷町下車(E1出口)徒歩3

   都営三田線 御成門駅下車 徒歩10

   都営大江戸線 赤羽橋駅下車 徒歩8

   都営浅草線・大江戸線 大門駅下車 徒歩8

   JR 浜松町駅下車 徒歩20

 地図→ http://kenshu.e-joho.com/azabudai/map.html

 

 

■ 参加費(資料代含む):一般500円、学生無料

 ※予約不要。どなたでも参加できます。

 

■ 協力

明治学院大学国際平和研究所

■ 主催・お問い合わせ

ナガ・ピース・ネットワーク

E-mailnagapeacenetwork@gmail.com

*プログラムなど、詳しくは下記のウェブサイトで。

 http://nagas.sytes.net/~npn/info.html

2009/05/15 Fridayauthor: 副代表 木村真希子

先住民族運動との出会い

<タイトルが違いますが、5月7日の「ナガランドとの出会い」のつづきです。>

ナガランドの独立運動について論文を書くため、先住民族に関する文献を調べていて、日本では市民外交センターがアイヌ民族の国連参加を支援していることを知りました。そこで代表の上村英明さんに連絡を取り、市民外交センターの活動にも少しずつ参加するようになりました。当時、上村さんは琉球・沖縄民族の問題を先住民族の視点から考えることを試み始めており、同じ年代の沖縄出身の学生さんたちと一緒に沖縄の基地問題などを国際人権法の視点から考える勉強会に参加したりもしました。ナガランドだけでなく、世界に広がる先住民族運動というものを実感し始めました。

本当はこうしたNGO活動をずっと続けたかったのですが、一方で自分の研究者としての将来を考え、2001年にインドに留学することになりました。ナガランドの研究を続けたかったのはもちろんですが、現地に入れない地域を論文の対象として選ぶのは難しく、隣のアッサム州を選びました。その時はずいぶん残念に思いましたbearingが、他の北東部の地域のことを知るきっかけとなったので、今では回り道したことが結果的によかったなと思っています。

インドでの現地調査は2年間でひと段落したので、2003年からインドと日本を行き来し、また長年興味のあった国連先住民作業部会にも市民外交センターの一員として参加しました。スイスのジュネーブで毎年開催されていたこの会議は、毎年1000人以上の先住民族が世界各地から参加し、まさに先住民族にとっての外交の場といった感じでした。

また、2003年はジュマ・ネットがCHT・ナガ・サラワクから先住民族の方たちを招聘し、「大地と共鳴する人々」のシンポジウムを開催しました。ナガの人が来るというので、私も何回か会議に参加し、当日のお手伝いもしました。下澤さん、トムさん、みどりさんほか、ジュマ・ネットの人たちに出会ったのはこのころでした。今から思うと、あれこれ無茶な提案をしたりして困らせたと思うのですが、いろんな人たちと知り合いになれた貴重な機会でした。

今から振り返ってみると、2003年ははじめて国連に参加したり、ジュマ・ネットのシンポのお手伝いをしたりと、わたしの現在のNGO活動にとっては転換の年だったのだなと思います。それからもう6年も経ってしまいましたcoldsweats01

 

さて、明日から、国連NY本部で開催される「先住民族問題常設フォーラム」に参加してきます。CHTや、インド北東部ほか、いろんな国の先住民族が集まる国連会議です。また会議の様子もブログで報告する予定です:-)

 

2009/05/07 Thursdayauthor: 副代表 木村真希子

ナガランドとの出会い

私が先住民族関係の活動を知った発端は、「ナガランド」との出会いです。

大学院に入りたての頃、父親が赴任していたインドの民族問題に興味を持ち、インターネットや本などで調べていました。そこで偶然、「ナガ」という人たちが現在のインド・ビルマ国境付近で独立運動を展開していることを知りました。

興味を持って、なかなか手に入りにくいナガランド関連の本を買って読んでみました。「ナガ」の人々が1947年、インドが独立する前に「私たちはインドとは違う」と言って独立宣言をしたこと、独立後のインド政府やイギリス政府、国連が認定しないなかでも住民投票を行ったこと、その後1963年にインド連邦内で州として自治を与えられたけれども、人々は独立を求めていることなどを知りました。

「私たちはインドとは違う民族なのだから、独立を」という当たり前の主張が受け入れられないのはなぜだろう?という素朴な疑問を持ちましたが、民族問題を考えるテキストの中に答えはありませんでした。あれこれ調べるうちに、国連人権委員会(当時)に先住民族の権利を考える機関が設置され、そこでナガの人々が独立要求や、人権侵害に関する報告を行っていることを知りました。国連の最下部にあるこの機関が唯一、国際的に、世界各地の先住民族の人たちが、自らの苦境について訴えることのできる機関でした。

先住民族に関する本を調べていくうち、日本からもアイヌ民族の人たちが国連先住民作業部会に参加し、権利の回復を訴えていることを知ります。それまで、「他の民族を併合して自国民だと言っているインドは何とひどい国家なのだろう」と思っていた私には、日本の中にも同じような問題があるというのは衝撃的でした。<つづく>

ズラケ村.JPG  

 ナガランドのコノマ村の風景