2015/03/20 Fridayauthor: JummaNet サイト管理者

【現地通信員ブログ】ピノン売れっ子デザイナー・テンジンさん

みなさんこんにちは!
現地通信員としてこちらの様子をお届けします田中志歩です。
現在、静岡文化芸術大学を休学してチッタゴン丘陵地帯にある「寄宿舎学校モノゴール」で日本語ボランティアとして働いています。

皆さんこんにちは!
バングラデシュでは冬から夏へ季節が大きく変わろうとしています。
今日は、3~4か月ぶりの大雨がランガマティにもふり日中暑かったのですが雨のおかげですっかり涼しくなりました。

今日は、ランガマティに住んでいるピノンの売れっ子デザイナーさんのお店にお伺いしたことをレポートしています!
ピノンのことで相談したいことが、と言ってチャクマの方と結婚されて現在はダッカに住んでいるちえこさんに相談したところ、今度ランガマティに来る際にデザイナーの方を紹介してあげるね。と言っていただき、お友達であるテンジンチャクマさんのお店へと連れて行ってくださいました。
テンジンさんとちえこさん.JPG
テンジンさんとちえこさん(中央が筆者)

ピノンとはご存知の方が多いと思いますが、チャクマ民族の女性の民族衣装
巻きスカートのほうをピノンと呼びます。
伝統的な着方はこのような感じです。
P1020295.JPG

テンジンさんはランガマティのランガパ二村からメインタウンに出ていくところにおうちと作業所を持っていました。
作業場.JPG
作業場

インドでデザインの勉強をしてこちらに戻ってきてからピノンを使った服を作るデザインを行っているとのことで、たくさんの作品を見せてくださいました。
ピノンを使ったスカート、ワンピース、ジャケットなど
中には結婚式に使うようなもやインドのミラーワークをふんだんに取り入れた作品もあり
村では見ない斬新なデザインを取り入れたものがたくさんありました!
ピノンで作ったジャケット.JPG
ピノンで作ったジャケット

ピノンで作ったスカート.JPG
ピノンで作ったスカート

ワンピース.JPG
ワンピース

どういう人がテンジンサンの服を購入するのか聞いたところ
ほとんどがチャクマ民族の女性たち。
どこの国でも、女性はおしゃれ好きだなあとやっぱり思わさせられました。
テンジンさんのおうちの横には作業所があり
ここで、刺繍などの作業はベンガル人の人によって行われているそうです。
専属で2名雇っているそうで、いろいろな道具や作りかけの衣装が並んでいました。
ピノンに刺繍を加えていたり、ピノンを切って普通の布と合わせたりとさまざまな工夫がされていました。
刺繍入りピノン.JPG
刺繍入りピノン

また、元になるピノンはどこで作られているのか質問してみたところ
なんと、私が暮らしているモノゴールのあるランガパ二村で織られているとのこと。
ほしい色を指定して、オーダーがあるときだけ織ってもらっているシステムだそう。
現在私は、日本でフェアトレード商品を扱ってらっしゃる深田真央さんと一緒にピノンを使ってなにかフェアトレード商品をと考えて村でピノンを織っている女性たちと話をしてたりしてるときに、昔はコットンで作ったピノンが多かったのですが今ランガパ二村で織っているピノンのほとんどはレーヨンでできています。
日本ではコットン生地のモノのほうがいいからということで
コットンでの織物の注文を行うのですが、帰ってくる返事は
「コットンはレーヨンに比べて作業が大変だからねえ」と。
みんな、織りたくない様子。

どうしたらいいのかなあと悩んでいたので、テンジンさんに相談してみると
コットンは、みんなやってないからねえいやがるだろうねえとのこと。
レーヨンよりも織り代が高くなるし、色落ちも早いからねえ。
と、テンジンさんのお店でもコットンのものはほとんど扱っていないとのことでした。
また、新しいデザインの服をオーダーする時にはどうしたらいいのかきいてみると
すでにみんなができる作業をすこしだけ変えてオーダーするとみんなも作りやすいと思うよ。
と、アドバイスしてもらいました。

丘陵地帯に住む先住民族の伝統を活かしながら日本人に合った製品。
CHTとのコラボレーションができるものはどんな形になるのかなあと
考えさせられました。

現地通信員・田中志歩