2014/07/29 Tuesdayauthor: JummaNet サイト管理者

【現地通信員ブログ】トンチョンガ民族のお宅より

みなさんこんにちは!
現地通信員としてこちらの様子をお届けします田中志歩です。
現在、静岡文化芸術大学を休学してチッタゴン丘陵地帯にある「寄宿舎学校モノゴール」で日本語ボランティアとして働いています。

チッタゴン丘陵地帯には11の先住民族が暮らしていますが
今日はトンチョンガ民族のご家庭の様子をお伝えしますね!

チッタゴン丘陵地帯はカグラチョリ県、ランガマティ県、バンドルバン県の3つの県から構成されていて、ランガマティ県の主要民族はチャクマ民族
モノゴール周辺に暮らしているのもほとんどがチャクマ民族です。
普段の暮らしの中で接しているのがチャクマ文化なので、初めてのトンチョンガ文化
今回は日本語シニアクラスの学生ソリラさんが暮らすおうちへおじゃましてきました。
ソリラさんは去年から日本語クラスを受講していて
今年も継続して熱心に勉強を頑張っています。
会話の節々で出てくる日本語。
ベンガル語とチャクマ語と日本語のミックスでの会話を楽しんでます。

トンチョンガ民族はチッタゴン丘陵地帯の中で3番目に人口のおおいコミュニティ
そして、1番目に人口の多いチャクマ民族の母語チャクマ語とトンチョンガ語はそっくり!
これを知ったときはびっくりしました!
見た目も言葉もそっくりなので、なかなか区別が私にはつかないのですが
言葉も、発音の仕方がちがったり
少しずつ食べるものがことなっていたり
また、民族衣装もチャクマ族とは異なってるため
違う文化なんだなあと、感じることができます。
トンチョンガの女性.JPG

ソリラさんと世間話をしていると
親せきのおばちゃんが、トンチョンガの民族衣装を着せてあげるからおいで~と。
チャクマ民族の民族衣装は巻きスカートで「ピノン」といい
「カディ」と呼ばれるスカーフとセットにして着るのですが
トンチョンガ民族の民族衣装も巻きスカート型の「ピノン」と「カディ」を着るのは同じなのですが、これに加えて帽子、ベルト、上着があり
これらを全部セットで着ると「トンチョンガ民族の正式衣装」となります。
トンチョンガ民族衣装.jpg

私が全部作ったのよ。と、言いながら着つけてくれたおばちゃん。
どれも、自分で織って、さらに刺繍を入れてと手の込んだ作業
今では、お店に行って服を選んで買ってという流れが当たり前の日本
安い洋服もいっぱいあるし、ファストファッションなんてことばもあるけど
こうやって、自分で着る服を自分で作って長く着るほうが服に対しても愛着がわくよなあと
いつも考えさせられます。
タンスの中にいっぱい服があることよりも
お気に入りの服が4、5着ある暮らしのほうがいいなと。
バングラデシュに暮らしてからそう思うようになりました。
着付け終わると、みんなが「似合う!似合う!トンチョンガだ!」
と、絶賛?してくれたので鏡を見ると
確かに、普段から先住民族そっくりと言われますが
より一層トンチョンガになったなあと。
ソリラさんのご家族と楽しい時間を過ごすことができました。


現地通信員・田中志歩