2014/01/09 Thursdayauthor: 現地通信員 渡部清花

総選挙。いまバングラ各地で起こっていること

こんにちは!

現在、大学を休学しチッタゴン丘陵ランガマティにある寄宿舎学校Moanoghar(モノゴール)でボランティアをしている渡部です。

ジュマ・ネットの現地通信員として1年間、子どもたちの様子や現地の出来事をお伝えしています。 

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現在、首都のダッカにいます。

ランガマティを訪問した父母を見送りにダッカへ来たところ、ホルタル(ストライキ)と総選挙の影響でランガマティに戻れなくなってしまい、10日金曜日(金曜日はホルタル禁止なのです)まで足止めです。

 

普段バングラデシュのニュースが少ない日本でもいくつか報道されていますが、今回の選挙は本当に異様でした。


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(写真はthe guardianより。これについての記事⇒http://www.theguardian.com/world/2014/jan/06/bangladesh-election-violence-awami-league


選挙まで、野党は道路封鎖とホルタル(ストライキ)を全国で毎日のように繰り返し、デモや暴動が起き、各地で多くの人が負傷し、亡くなりました。

道路ではバスやCNGが燃やされ、列車の線路は剥がされました。

多くの人が、仕事がない日々を過ごしました。

道路封鎖で交通機関がマヒするために、地方から都市への野菜が運べず、物価も高騰しました。

学校も不定期で休みになり、大事な進級テストも全国的に延期となりました。

なによりも、国民が、さらに政治を信頼できなくなりました。


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(写真はBBCより。これについての記事は⇒http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-25588571)


5日の選挙当日は、もちろん終日ホルタル。

そして野党は不参加ボイコット。負傷者多数、死者は19人・・・

投票率は前回の選挙よりもずっと低かったと聞いています。

無理もありません。バングラ国民も投票しに行って命を落としたくありません。
関係ない人たちが巻き込まれることや、子どもが政治利用されるのは、とても心が痛いです。
投票させたくないから燃やしてしまえ!と200以上の投票所(学校の校舎の場合もありました)は放火、破壊されました。


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(写真はREUTERSより。これについての記事⇒http://www.reuters.com/article/2014/01/04/us-bangladesh-election-idUSBREA0301N20140104


選挙の翌日には、Jamaat-BNP率いる過激派をはじめとする結果を認めない野党側は与党アワミリーグが再び多くの議席を取った腹いせに、ヒンディー教徒の村々を焼いてまわったそうです。

全く関係ない人々が、自分の家や店を焼かれ、今も避難民です。


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(写真はThe Daily Starより。これについての記事⇒http://www.thedailystar.net/hindus-under-threat-5781


まだまだ混乱は続きそうですが、一刻も早く、一般の市民が安心して過ごせる毎日が来ることを願います。

 

(渡部清花)