2010/09/04 Saturdayauthor: 共同代表 下澤嶽

チッタゴン丘陵に出張してきました

 

共同代表の下澤です。

8月4日から、8月15日まで、チッタゴン丘陵へ様々な調整のために出張してきました。事務局スタッフの金さん、フォトグラファー希望の成松さんも同行しました。二人とも始めてのバングラデシュで、気候や人々、文化に自分を合わせるのに、しばらくは大変だったようです。

今回の出張は、様々な事業の調整、とくに2月に発生したバガイチャリ事件のその後の政治動向、そして、被害者支援の調整をすることが目的でした。

8月4日にした理由は、この日までは、飛行機のチケットが安かったからですが、私は大学の試験の採点がぎっしり詰まっていて、3日までに全部仕上げるのは本当に大変でした。(愚痴です・・・)

今回、たくさんの方々にお会いし、意見交換、支援の調整をしてきました。ここでは印象的だったことだけを少し触れます。

(1)2010年2月のバガイチャリ・カグラチャリ襲撃事件があってから、現地では軍の監視が強くなり、特にNGOへの監視が強まったようです。あいかわらず事件のおきたバガイチャリでは、ジュマの人々は下の場所に戻れず、支援も十分行き届いていないため、被害者は苦しい状況があるようです。

(2)バガイチャリの被害者にあってきましたが、軍人に銃で撃つ殺された遺族に会いました。その中でも女性を撃ち殺した話は、聞いていてつらかったです。政府からは慰問金として5万タカが出たようですが、残された家族の気持ちは複雑だろうと思います。

(3)バングラデシュ国会では新しい先住民族の権利を考える議員フォーラムが設立されたり、憲法改正の動きの中で、先住民族の地位を盛り込もうという動きがありました。

(4)ランガマティで、PCJSSやUPDFといった政党ではなく、純粋な市民による委員会が設立され、政府や関係機関に要望や主張をしていく動きが新たにありました。希望がもてます。

(5)ぜんぜん関係ないことですが、電動オート三輪があちこちに走っていたことが感動的でした。ちなみに中国製です。

2009年と比べるとややCHTイシューへの対応は弱まっているかのように見えますが、今後どのようにジュマ・ネットも運動をつくっていくべきか、考えさせられました(写真は、ランガマティ県から見た、カプラタイ湖です)

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