2010/09/05 Sundayauthor: Simo

ハジョン(Hajon)のこと (1)

 今回、チッタゴン丘陵への出張後、バングラデシュ、マイメンシン県北部のハジョン(Hajon)の人々の村々を少し周ってきました。そのことを簡単にご報告します。

 ハジョンの人々とは、1991年頃、シェルプール県を歩いていたころ、偶然彼らの村を見つけ、ハジョン民族の存在を知りました。今回の訪問は、バングラデシュ先住民族社会の中で、彼らのプレゼンスがかなり弱いと感じることが多く、一度現場を見てみようと思ったからです。

 今回訪問した場所は、マイメンシン県のハルアガット、ネットロコナ県のドゥルガプール、シェルプール県のナリタバリという場所です。インド側のメガラヤの山々がかすんで見え、水田が広がり、アモンの田植えでどこも忙しそうでした。ときどき象が現れて、地域の村を襲うそうです。

 英国植民地時代は、マイメンシン地域全体にハジョン民族が主流民族として生活をしていたそうです。今はこの地域のマジョリティ先住民族となっているガロ、また今はほとんどインド側に移住してしまって数くないBanai民族、Dal民族も数多く住んでいたそうです。インド側にもハジョンが多数いるということですが、現在どのくらいの人口なのか調べていないのでわかりません。

 彼らはヒンドゥー教を信仰し、古くから稲作を中心とした農業を営んでいました。人口は1951年時に35,000人、現在は18,000人程度まで減少していると言われています。

 今は、私が見てきた地域にハジョンがかたまって住んでいると言われ、バングラデシュの先住民族の中でも、ベンガル化が進み、政治的・社会的にも弱い先住民族として指摘されています。顔かたちはガロとベンガル人を合わせたような風貌で、家も土で造られたものが多かったですが、ベンガル人の家に似ていると思いました。(写真は、ハジョンの女性で、パティンという民族衣装を着ているところです) ハジョン 女性衣装.jpg

 

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