2014/08/20 Wednesdayauthor: JummaNet サイト管理者

軍による拷問でチャクマ活動家死亡、CHT委員会が声明

2014年8月10日にカグラチョリ県マティランガ郡で軍に拘束中にドゥラン・バブ・チャクマ氏(別名ティミロ・ボロン・チャクマ、52歳)が死亡した。
拷問が原因と疑われている。
幾つかの報道によるとPCJSS (M.N. Larma派)の活動家とされるドゥラン・バブ氏は、恐喝の容疑で軍によって拘束中に拷問され、マティランガ保健所に運ばれたところ、死亡したことが確認された。
報道によれば、遺体は遺族が不在のまま、先住民族の伝統に相応しい宗教儀礼も行われず、火葬場当局にも知らされずに、軍によって荼毘に付されたという。

8月15日に国際チッタゴン丘陵委員会は、拷問致死事件と疑われる本事件に関する独立した司法調査をすぐに実施し、容疑者が有罪と認められた場合は見せしめとなる厳罰を科すよう政府に要求するプレスリリースを出した。
その中で、最近閣議決定された2014年国家放送政策で軍と法執行機関に関するニュースや番組の放送が規制されたことにより、不処罰の風潮が悪化するのではないかと憂慮を伝え、拷問禁止条約の批准国として、昨年制定された拷問・獄死(防止)法を正しく執行するよう訴えた。

CHT NEWS.com
11  August, 2014

Chittagong Hill Tracts Commission press statement
15 August, 2014


抄訳・共同代表 トム・エスキルセン