2014/01/07 Tuesdayauthor: JummaNet サイト管理者

バングラデシュ総選挙、与党圧勝も混乱


■バングラデシュ野党が選挙ボイコット、与党圧勝も混乱続く
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0505C20140106
 (ロイター 2014年01月06日)

[ダッカ 6日 ロイター] -与野党が対立するバングラデシュで5日、議会の選挙の
投開票が行われた。与党アワミ連盟が圧勝したが、最大野党バングラデシュ民族主義党
(BNP)が選挙をボイコットし、政情不安や経済停滞の懸念が出ている。

ハシナ首相率いるアワミ連盟は、小選挙区で選ぶ300議席のうち232議席を獲得。
ただ、このうち127議席は無投票で与党候補者の当選が決まった。

今回の選挙をめぐっては、実施までの間に農村地域を中心に100人以上が死亡。報道
によると、投開票の当日にも18人が死亡し、投票所約400カ所で投票が中断された。


首都ダッカのある投票所では有権者2274人のうち、全体の約28%に当たる626
人が投票。別の投票所でも、男性有権者の投票率は21%だったという。

BNPのShamsher MobinChowdhury氏は、投票者が少なかったことについて、「今回の選
挙を国民が拒否したことを明らかに示している」と批判した。


■バングラデシュ総選挙 過半数が無投票
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140105/k10014272091000.html
 (NHK News WEB 2014年01月05日)

5日投票が行われたバングラデシュの総選挙は、野党側のボイコットによって議席の過
半数が無投票で決まる異例の事態になっていて、野党側が投票所を襲撃するなどの激し
い妨害活動を行い、これまでに17人が死亡するなど混乱が続いています。

任期満了に伴うバングラデシュの総選挙は、5日投票が行われ、首都ダッカの投票所で
は、武装した警察官によるものものしい警備のなか、住民が1票を投じていました。
今回の選挙を巡っては、ハシナ首相の与党「アワミ連盟」主導の政権の下では公正な選
挙が保証されないとして、最大野党の「バングラデシュ民族主義党」をはじめとする1
8の政党がボイコットしたため、300の議席のうち、過半数の153議席が無投票で
決まる異例の事態になっています。
野党側は「選挙は茶番だ」として、各地で4日から投票所への放火や襲撃などの妨害活
動を行い、地元メディアによりますと、警察との衝突などでこれまでに17人が死亡し
ました。
選挙では有力野党が参加していないため、ハシナ首相の与党が勝利する見通しですが、
選挙を巡る与野党の衝突で、この2か月余りで100人以上が死亡していて、今後、選
挙の正当性が問われることになりそうです。
また、混乱の長期化で、日本企業も進出している衣料品産業など経済への影響も懸念さ
れています。