2013/02/19 Tuesdayauthor: JummaNet事務局

イスラム教教育施設(マドラサ)から16名のジュマの子ども救出

2013年1月2日、ダッカ市のアブゾール・ギファリ・モスク・コンプレックス教育施設から、トリプラ民族の16名の子どもがサブジバッグ警察によって救済された。子どもたちは強制的にイスラム教に改宗させられていた。子どもたちは、チッタゴン丘陵のランガマティ県のトリプラおよびチャクマ民族の子どもたちであった。
11名の子どもたちは1月2日に親元に返された。残りの5名の子どもの親が現れないため、政府の保護施設に一時移動させている。しかし、親元に帰された11名の子ども(9名はトリプラ民族、2名はチャクマ民族)らは、再び行方不明となり、彼らは教育施設の協力者によって再び連れ去られてたと考えている
11人の子どもの親は、協力者らによってダッカに連れてこられ、子どもを教育施設から連れ戻すことを強いられている。
他の5名の子どもは、ダッカ市のデジガオンの支援センターに送られており、1月8日から9日にかけて、親元に返された。

すべての子どもはランガマティ県バァライチャリ郡のろいろな村から、5名の仲介者を経て連れ去られていると報告されている。これらの仲介者の背後には、チッタゴン大学でイスラム史学部のモヒウッディン教授、元官僚のモシウル・ラーマン、ダッカカレッジの生徒であるアスラフ・ホサインらがいるとしている。
5人の親たちは極めて貧しい生活をしており、ほとんど十分な食べものが得られない生活をしている。そのため、仲介者を通して子どもを寄宿学校に送ることにしたとしている。その際に契約書に指紋押捺されているが、書類に書かれている内容については、理解できていなかった。イスラム教の教育機関であることも知らなかった。
このようにジュマ先住民族を改宗させる行為は2004年から始まっている。特に文字の読み書きを知らない貧しい農民を対象に活動をしている

(Kapaeen基金の2013年1月13日のメールマガジンを下澤が要約)