2012/07/17 Tuesdayauthor: JummaNet事務局

女性団体が先住民族の女性に対する殺害、レイプ、誘拐などの暴力について、司法調査を要請

バングラデシュの女性団体が、先住民族女性に対する暴力事件に司法調査を要請し、迅速な対策を求める共同声明を発表した。2012616日、バングラデシュ先住民族女性ネットワーク、バングラデシュ女性会議などが記者会見を開き、カパエン財団が司会を務めた。

会見では、殺害、レイプなどの先住民族女性や子どもに対する暴力がバングラデシュ各地で増加していること、特にチッタゴン丘陵地域(CHT)で多いことを指摘した。2012年になってから既に19件の事件が起きているが、これは報道されているものだけであり、氷山の一角に過ぎないと。また、一番の問題は加害者が処罰されず、野放しになっていることだと指摘された。

記者会見では、政府に対して6項目の要請が提示された。主な要求は、最近の事件について司法調査委員会を立ち上げ、取り調べを行うことである。調査を請求した事件には、7歳のオラオン民族の少女、および11才のチャクマ民族の少女がレイプされたあと、殺害された事件も含まれている。

 

カパエン財団のメールニュースより抜粋。

(訳:木村真希子)