2010/12/04 Saturdayauthor: JummaNet サイト管理者

陸軍基地、税関・道路など土地収用の危機!

PCJSS広報部2010年11月12日

デイリー・スター紙2010年10月18日 CHTバンドルバン県ルマ地区で陸軍本営拡張に9560エーカー、国境警備軍(BDR)本部建設に25エーカーの土地を収用する計画が急に動き出し、立ち退きを強いられるジュマ民族が抗議の声を上げている。

陸軍本営の拡張を推進しているルマ管区司令官ワシム中佐は、前バガイチョリ管区司令官として、約500世帯が放火され、2人が銃殺された2010年2月のバガイチョリ襲撃事件で果たした役割が問われている。

陸軍本営拡張予定地には、数千のムロー民族が住んでおり、BDR本部予定地には、マルマ人105世帯が暮らす3つの村、ジュマ学生寮、NGOの訓練センターが含まれている。11月8日にジュマ住民がルマ郡庁舎前で抗議デモを行い、首相宛抗議文を提出した。

また政府は地域・県評議会との協議なくカグラチョリ県ラムゴルとランガマティ県ボルコル郡テガムクにそれぞれ税関を設け、ボルコル町からテガまで新しい道路を建設する計画、ランガマティ町に工科大学を設置する計画を進めている。

インド北東部との2つの新しい陸路ができれば、入植者の流入が加速することは必至だ。工科大学で土地を失うジュマ住民も中止を求めて陳情している。