2010/02/23 Tuesdayauthor: JummaNet事務局

先住民族が正義を求めて集会

デイリースター紙 2010年2月23日(火)
http://www.thedailystar.net/newDesign/news-details.php?nid=127523
 
 
先住民族が正義を求めて集会
 
ランガマティの村で2人が死亡した土曜日の争乱事件を巡り、先住民族とベンガル人入植者が昨日、互いを非難してデモと集会を繰り広げ、ランガマティ県とカグラチャリ県は極度に緊迫している。
 
PCJSSのリーダーたちを先頭に約7000人の先住民がランガマティ県庁に向かってデモ行進を行い、県長官(Deputy Commissioner)を通じて首相に対して事件に関する国会の調査・審問を要求する要求書を提出した。
 
要求には、国会調査委員会による調査の後に事件に関する正確な報告書の発行、容疑者の逮捕と厳正な処罰、負傷者の治療、被害を受けた先住民族への補償、バガイハットからの軍の撤退、バガイハットの入植者集団村の撤去、およびCHTにおける"Operation Uttaran"{恒久作戦? 途絶えることなく"敵"(つまり先住民族)への作戦を遂行していく、というような意味合いらしい}の破棄が含まれる。
 
ところで、バガイチャリの副県ニルバヒ行政官Humayun Kabirが土曜日の事件に関する彼の議論を呼んだ役割を巡って辞任した。後任にはBashirul Haq Bhuiyan 氏、Shariatpurの管区長(commissioner)上級補佐官が就任する。
 
CHTの仏教僧の団体であるParbatya Bhikkhu Sangha Bangladesh(バングラデシュ丘陵僧サンガ)も同じく県長官を通じてバガイハット事件に抗議する覚書を首相に提出した。
 
{入植ベンガル人の政治団体である}Samo Odhikar Andolan とParbatya Bangalee Chhatra Parishad (PBCP)は、ランガマティに於いてデモと集会を行い、金曜日と土曜日の放火攻撃に関して先住民族を非難した。
 
カグラチャリでは、先住民族がUPDFの指揮の下で、バガイチャリ事件に抗議して県内8か村の多くの場所に黒旗を掲げた。
 
和平協定に反対しているUPDFはカグラチャリとランガマティで本日、全日に渡っての道路封鎖と水路封鎖を呼びかけている。彼らはまた、2月24日に終夜灯明をあげ、2月26日に抗議集会の開催を予定している。
 
UPDFは、先住民族の学生に、事件に抗議して木曜日はCHTの全教育施設で授業を全日ボイコットするよう要求した。
 
UPDFはSwanirbhar Bazar で県委員長のUjjal Smrity Chakma氏が司会を務める集会を開いた。{UPDF側の}丘陵女性連盟中央委員会のリナ・デワン組織部長と{UPDF側の}丘陵学生委員会のアプリッシュ・マルマ事務局員も演説した。
 
PCJSSの幹部たちはランガマティの集会に於いて、バガイチャリ郡9か村での放火と暴力に関してベンガル人入植者を非難。陸軍が入植者たちをけしかけたに違いないと主張した。
 
幹部たちは、もし陸軍が中立を保っていたならば、このような事件は決して起こることはなかった。軍人たちは先住民族に発砲し、先住民族の家に放火するよう入植者を煽った、と断言した。
 
彼らは、バガイチャリ管轄区の指揮官であるワシム中佐の処罰も要求した。その理由は、兵士たちが先住民族に向けて発砲した時に彼はその場にいたからだ、という。
 
軍の存在は丘陵地帯の社会的不安の主たる原因であり、CHTの平和は軍の撤退いかんに掛っている、と彼らは訴えた。
 
幹部たちは、陸軍による「Operation Uttaran」(恒久作戦?)の停止とバガイハットからの陸軍兵士の即寺撤退、バガイハットに平和と先住民族とベンガル人コミュニティ間の調和を復活させるため、軍の代わりに警察部隊を追加配置するよう要求した。集会はPJJSS副代表Laxmi Prasad Chakma氏の司会で行われた。
 
この集会では、他にCHT女性委員会Samity Suprova Chakma事務局長、PCJSS広報出版部長Sajeeb Chakma、ランガマティ県委員会Bodhi Satta Chakma事務局長 、丘陵学生委員会Udayan Tripura代表も演説した。