2009/01/27 Tuesdayauthor: jummanet(n)

ランライ・ムロー氏 ようやく解放される

初出:2009.1.27
http://www.thedailystar.net/story.php?nid=73070

デイリー・スター紙 2009年1月27日(火曜日)

本紙特派員

昨日、先住民族リーダー、ランライ・ムロー氏は、高等裁判所が保釈命令を出してから19日後に、ようやく解放された。

ランライ氏は2007年2月24日に逮捕された。法執行当局にあまりに激しく拷問されたため、[最終的に]国立心臓病研究所(NICVD)に移され、冠動脈疾患集中治療室(CCU)に入院することになった。

高等裁判所から刑務所当局に保釈命令が届くのが遅れたため、彼は国立心臓病研究所(NICVD)の病床に手錠で繋がれたまま、本来よりも19日間長く苦しむこととなった。

ダッカ中央刑務所トウヒドゥル・イスラム看守長は「郵便で午後2時に保釈命令を受領後、午後3時半ごろにムローは解放された」と本紙に語った。

「この遅れや、ムローが余計に苦しんだ責任は我々にはない。裁判所は保釈命令をバンドルバン治安判事裁判所に送り、同裁判所が我々に転送した。そこで遅れが生じた。」と彼は語った。

病状が重かったにも関わらず、刑務所当局は、人権団体アイン・オ・シャリシュ・ケンドロと国内人権委員会が介入するまで、彼の手枷を外さなかった。

一方、ナゴリック・ウッデョグ(「市民の取り組み」)も、手錠を外すよう矯正監に要請していた。

バンドルバン県シュアロク・ユニオン評議会の議長でもあるムロー氏は、武器取締法の下で訴追され、逮捕された。2007年6月13日に武器不法所持で有罪判決を受け、17年の刑を言い渡された。

弁護士たちはムロー氏を緊急治療のために人道的根拠から解放するよう求め、ムロー氏が本件で虚偽の嫌疑をかけられてきたとも論じた。

昨日発表のプレス・リリースでナゴリック・ウッデョグのザキル・ホセイン氏は、[手枷などの]抑制手段を使うことは、残酷かつ非道な扱いに相当し、憲法で禁止されていると訴えた。また、同氏は矯正監に、手錠の使用が禁止されていることを部下に明確に伝えるよう要請した。