2007/11/04 Sundayauthor: jummanet(n)

マイシュチョリで土地収奪が深刻

初出:2007.11.04

カグラチョリ県マイシュチョリのカラルヤチョリ・ビトル村で入植者が100エーカーほどの土地を収奪しようとしている。11月4日午前8~9時ごろ、キャンガート集団村のモバラク(50歳)とマジッド(50歳)およびヌンチョリ集団村のレブ(45歳)がそれぞれ率いる入植者集団が、各20人ほどの人数で、ナタ、斧、棍棒などを手に持って村に踏み込んだ。

彼らは我が物顔で住宅建設のためにジャングルを切り開き、牛に食べさせる草を刈った。ニキル・カルバリ村長(35歳)が抗議しても、入植者は無視し、横柄な態度で「明日また戻ってくる。抵抗するならやってみろ」といって彼を脅迫した。この日、入植者は一旦引き下がったが、仲間が二人行方不明となったという噂を流しはじめた。ジュマ住民は怪しみ、ジュマの村を襲う口実を作ろうとしているのではないかと恐れている。

翌5日の朝にも、マジッド率いるヌンチョリ集団村の入植者23人が同地に行ってジャングルを開墾しようとした。ジュマが抗議するとマジッドは「政府は集団村に住み続けることはできないといっている。だから、ジャングルを切り開いている」と答えたという。

マイシュチョリでは8月以来、すでに各地で数百エーカーの土地が力ずくで奪われている。陸軍も土地収奪の計画と実行に直接関与している場合が多い。近隣のダッドクッピャ、ブイオチョリ、レムチョリ、キャンガート、ボダナラ、ヌンチョリでも土地が収奪されている。

Hill Watch Human Rights Forum NEWS No. 49/2007(2007年11月4日)