2007/07/13 Fridayauthor: jummanet(n)

暫定政権、丘陵3県評議会を総入れ替え

初出:2007.07.13

News Today Bangladesh、2007年7月13日

7月12日に、CHT問題担当省は、丘陵3県の県評議会の委員をほぼ全員交代させる決定を発表した。バンドルバン県評議会では、2002年から女性として評議会をリードしてきたママチン・マルマ氏が議長を下ろされ、新しくタンジャマ・ルシャイ氏が議長に、先住民族3人とベンガル人1人が新しい委員に任命された。ランガマティ県でも総入れ替えとなり、ジョゴット・ジョティ・チャクマ氏が議長に任命された。カグラチョリ県では、議長のモニンドロ・ラール・トリプラ氏だけが留任し、委員は全員交代した。丘陵評議会はCHT永住者により直接選挙で選ばれることになっているが、1989年の選挙では3県で31人の委員が3年任期で選ばれたが、その後は各政権がそれぞれの都合で任命した議長1名+委員4名、計5名の構成で運営されてきた。選挙人名簿に入植者を入れるかどうかで対立が続き、和平協定にも県評議会法にも反する状態にもかかわらず、選挙が実施されないまま今日に至っている。