2007/04/09 Mondayauthor: jummanet(n)

ランガマティで森林の「土地収奪者リスト」を作成、森に住む人々の扱いを明記せず、批判の対象に

初出:2007.4.9

デイリー・スター紙2007年4月9日

ランガマティ森林局は、「土地収奪者」のリストを作成して該当者を国有林から追い出そうと動いており、その相談も通知も受けなかった先住民族リーダーが反発している。主席森林保護官(CCF)サイフル・イスラム氏は1月25日に森林局の各部門に宛てた手紙で、土地収奪者のリストを作成し、早急な立ち退きのために県知事(DC)にリストを提供するよう命じた。カプタイ国立公園など国有林に散在する違法な建造物も取り壊すべきだと手紙に書かれていた。問い合わせに対して南部森林部門を担当する県森林官(DFO)のアシット・ロンジョン・パール氏は「土地収奪者リスト」が作成されていることを認め、リストが完了したら建物の取り壊しを始めると語った。森に住む村人たちが追い出されるのかという質問に対しては「詳しく分からない」と彼は答えた。ランガマティ県知事(DC)ハルン・ウル・ロシッド・カーン氏も「リスト完了後に追い出しを開始する」が、本当の地元住民に影響がないように行うと語った。森林に不法に住んでいるどんな人も土地収奪者だと彼は語った。森に住む村人も追い出されるのかという質問に対して彼は直接の回答を避けた。「近々CHT3県で「ソーシャル・フォレストリー」を開始する予定だ。プロジェクトは省の許可を待っている。早く承認されることを望む。地元住民が利益を共有する形でプロジェクトに参加する予定だ。各世帯に3~4エーカーの土地を提供する。」と県知事は説明した。しかし、CHT森林土地権保護委員会の代表で元ランガマティ県評議会議長のゴウタム・デワン氏は、この計画が森に何世代も住んでいる人々を追いだし、情勢不安を生むと批判した。「森林局が森の住民を追い出そうとしているか分からないが、県評議会など自治機関との相談なしに追い出すとすれば、大きな間違いとなる」と彼は語った。