2007/03/06 Tuesdayauthor: jummanet(n)

元CHT開発局長・議員ブイヤン氏が汚職で逮捕、莫大な資産が暴露

初出:2007.03.06

(デイリー・スター紙2007年3月6日)

去年10月までCHT開発局長・カグラチョリ県選出議員(BNP)を勤めた入植者圧力団体「平等権運動(SOA)」の指導者ワドゥッド・ブイヤン氏が2007年2月4日に暫定政権に汚職、土地収奪、「保護料」取立人の幇助などの嫌疑で逮捕された。取調べの結果、同氏が職権を使って莫大な富を蓄積していたことが分かった。2001年の選挙前、彼は200万タカの自己資産を選挙管理委員会に申告していたが、2007年総選挙に立候補する際に1000万タカの資産を選挙管理委員会に申告し、当局の注意を引いた。同氏夫人が提出した資料によると銀行預金2100万タカ、カグラチョリで250万タカ相当の土地、ダッカとカグラチョリで1700万タカ相当の住居、900万タカ相当(合計)の自動車8台、580万タカ相当の家具、現金1000万タカを含め資産5000万タカに上ることが認められた。取調べの結果、動産・不動産を合わせた資産額が少なくとも1億5千万タカ(約3億円)あることが判明した。ブイヤン氏は「保護料」の取立てを行うBNP系の青年組織を大勢従え、開発事業で入札の操作も行っていたと疑われており、捜査が進んでいる。