2006/03/11 Saturdayauthor: jummanet(n)

ラージプンナー祭を開催

デイリー・スター紙、2006年3月11日

3月10日、カグラチョリのウオンドゥ仏教寺院で、モン(マルマ)民族の最大の伝統的な祭りであるラージプンナーが26年ぶりに行われた。モン・サークルの7代目のラジャ(王)であるパイラ・プルー・チョウドゥリーがヘッドマン(首長)から税金を集める日である。開会式で僧侶がお経を読み、祈りを捧げた。丘陵三県から約700人のヘッドマンとカルバリ(村の長)、そして数千人の住民が集まった。モンの王位継承をめぐって裁判が行われていたために長年中断していたが、結審したので再開された。イギリス統治時代からCHTは、チャクマ王、モン王、ボモン王の治める3つの「サークル」に別れている。集まった税金は、42%が王に、38%がヘッドマンたちに、20%が政府に分配される。

コメント:
ラジャに土地税を納める慣習の名残で、インフレで微々たる税額になっているが、伝統制度が生きている象徴だ。1900 CHT規則により、ラジャ(王)は現在も民族内で裁判官の役目を果たし、ヘッドマンたちは、土地譲渡の許認可権や永住者を認定する権限を与えられている。こうした伝統制度・慣習法は、和平協定を実施し、先住民族の土地権を守る上で大変重要である。