2005/10/09 Sundayauthor: jummanet(n)

CHTで女性を迫害した兵士を罰するよう要求

バングラデシュ・オブザーバー紙 デイリー・スター紙 2005年10月9日

丘陵女性連盟リーダーはカグラチョリ県ディギナラで先住民族女性を迫害したとされる兵士を逮捕し処罰するよう訴えた。彼女たちは、先住民族女性の安全を守るためにバブパラ陸軍駐屯地をはじめ、軍をチッタゴン丘陵地帯から撤退させるよう要求した。全国記者クラブで行われた記者会見で、彼女たちは先住民族に対する暴力を止めることなど4つの要求を掲げた。

チッタゴン丘陵地帯を本拠地とする女性組織である丘陵女性連盟のリーダーたちは記者会見で、モイヌッディン少佐率いる兵士たちが10月2日に違法な武器の捜索を口実にルパリ・チャクマ氏、コリカ・チャクマ氏、シュフィヤ・チャクマ氏を含む数人の先住民族女性に暴力を振るったと訴えた。カグラチョリ県ディギナラ郡バブチョラ村で先住民族数世帯を襲った少佐一行を即時逮捕するよう連盟は要求した。その他、事件に関する司法調査を行い、被害者家族に賠償金を支払い、CHTから陸軍駐屯地を引き上げ、「ウットロン作戦」を止めるよう要求した。

連盟の訴えによると、陸軍兵士たちは丘陵女性連盟議長ルパリ・チャクマの家をめちゃくちゃにし、武器を隠していると嫌疑を掛けて彼女を激しく殴り、コリカ・チャクマ氏とシュフィヤ・チャクマ氏という他の女性二人も殴り、コリカ氏の未成年の娘ムクタモニさんを誘拐すると脅迫したという。陸軍兵士は武器を探すために彼女たちの家の床下も掘り起こしたという。

10月3日にボレル・カゴジ紙で事件が報じられたのを受けて、10月6日に軍参謀広報局(ISPR)は声明文で嫌疑を否定した。連盟代表ショナリ・チャクマ氏はじめ記者会見で発言した女性たちは、ISPR声明文が全く不正確であると主張し、CHTでの女性に対する抑圧は今に始まったことではなく、陸軍はその不正な活動をいつも隠蔽しようとしてきたと語った。丘陵女性連盟元代表コビタ・チャクマ氏、事務局長マリナ・チャクマ・ティティ氏らも記者会見に出席した。