2004/11/24 Wednesdayauthor: jummanet(n)

兵士が殺害され、治安軍が犯人の捜索を行う

陸軍下士官が武装した先住民族によって殺害された事件を受けて、治安軍はバンドルバン郡とロアンチョリ郡の広い地域で捜査網を張り、犯人を逮捕しようとしている。アブ・バカール・一等兵は、23日午前1時半ごろ、ジャムチョリの仏教寺院で行われていた祭礼で警備を行っていたところを射殺された。住民・地元役人によると「信者に成りすました先住民テロリストが彼を銃撃し、持っていた軽機関銃を奪って逃げた」という。その後、犯人たちは群衆を追い散らすために威嚇射撃し、深い森林に逃亡した。治安軍は疑わしい地域や車両を隈なく捜索している。先住民族8名が逮捕され、後に3人が釈放された。陸軍と国境警備隊(BDR)の人員がバンドルバン県全域の要所に配備された。アブ・バカール・一等兵の遺体は軍のヘリコプターで出身地のマニクゴンジ県ダウラットプール郡バチュマラ村に運ばれ、同県ゲオル郡シュリーバリ村で埋葬された。それまで平穏だった同地域の市民社会は、兵士が殺害されたことに深い憂慮の念を示し、犯人の速やかな逮捕を要求した。

情報源:デイリー・スター紙、2004年11月23日、24日