2004年10月 記事一覧

身代金目当ての誘拐事件が増えているために家を空けて丘陵の遠隔地からバンドルバン町に移り住む住民が増えている。ロアンチョリ郡のシャインガ、ベッチョラ、タラサ、バグマラ、モンジョイパラ、ノアパタンなどの地区が犯罪者の巣窟となっているからだと元ユニオン評議会委員アミール・ハムザは語る。
旧式の303型ライフルしか持たない警察は、最先端の武器・弾薬を持つ犯罪者を取り締まることができずにいる。地元住民によるとミャンマーの共産党ゲリラや地元先住民族の青年たちが様々な犯罪に手を染めているという。警察によれば、9月18日に退官軍人のシディクル・ラーマンとアブドゥル・カレクが誘拐されて100万タカの身代金が請求され、行方不明となっていると言う。また、8月7日には山羊の売買を職業とするシュクマル・ナートとシュダンシュ・ナートがシュアロク地区で誘拐され、9日後にシャロンパラで遺体として発見された。7月15日にはラズビッラ・ユニオン評議会議長でBNP指導者のルイ・プルー・アウン・チョウドゥリーが誘拐され、七日後に身代金の支払いで解放された。4月18日には丘陵学生評議会(PCP)のリーダー、ウ・シャイ・トアイがダルパラ・ユニオンで誘拐された。5月18日にはユニオン評議会議長に立候補していたキャ・チン・アウンが誘拐され、6月11日にはカオ・フラ・トリプラがロアンチョリで誘拐された。これがバンドルバン県ロアンチョリ郡の現状である。

情報源:デイリー・スター紙、2004年10月26日
カプタイ湖の人為的な増水により延べ100キロ以上の村道やユニオン評議会が所轄する道路が被害に遭っている。地域住民はカプタイ湖の水位を下げるよう要求している。
関係当局によると1982年に定められた規則でカプタイ湖の最高水位は海抜109フィート(33.22メートル)に定められている。しかし、最近は水位が115フィート(35.05メートル)近くに達している。その結果、カプタイ湖畔の住居や道路が損害を受け、遠隔地への交通手段が絶たれている。水害に遭い、交通手段を絶たれた村がいくつかある。

情報源:プロトム・アロ紙、2004年10月19日
2004/10/19 Tuesdayauthor: jummanet(n)

丘陵三県から警官が撤退を開始

 10月19日より政府はCHTから警察を撤退させ、他の地域や都市部に再配置し始めた。第一段階では、合計900人の警官が撤退し、25箇所の警察署(バンドルバンで9箇所、カグラチョリで6箇所、ランガマティで10箇所)が閉鎖される。政府高官によるとその後もさらに段階的に1800人の警官がCHTから撤退する予定である。内閣官房陸軍局からの命令で撤退が行われているという。
警察情報筋によると警官の撤退はチッタゴン管区総司令官(GOC)の監督の下で行われているという。警官たちは新しく結成された精鋭部隊である速攻部隊(Rapid Action Battalion、RAB)およびチータ部隊、コブラ部隊の指揮下に置かれる予定である。

情報源:プロトム・アロ紙、2004年10月19日
CHTで森林資源の略奪が増加していることをふまえ、政府は陸軍に盗伐の取り締まりを強化するよう要請した。政府情報筋によると、環境・森林大臣タリクル・イスラムからの正式な要請を受けて、軍がすでに盗伐の取り締まりを開始しているという。森林の警備を陸軍に依頼するという決定は、木材などの資源が連続して大量に盗まれていることが現場担当官や情報機関から報告された後になされたという。
「チッタゴン丘陵地帯(CHT)では、森林警備員の不足により森林地帯で不法行為が長い間続いてきた。森林における不法行為を止める様々な措置を取ったが、最終的に陸軍に助けを求めることになった」と大臣は付言した。

チッタゴン森林局の森林保全担当の発表によると2003年7月1日から今年6月30日までの間にチッタゴン丘陵の森林で2555件の犯罪が行われたと役人は語った。森林官や警備員は446人を逮捕し、木材などの資源を盗むのに使われたトラック、ボート、エンジン・ボートなどを押収した。森林局は同時期に木材14万7千821立方フィート、薪8万7千32立方フィート、竹14万7千394本、石材7万1千465立方フィート、そして5500万タカ相当の家具67件を押収し、88箇所の製材所を閉鎖した。

ジュマネットのコメント:枯渇の著しい森林資源を保全する観点から違法伐採業者の取り締まりを強化する必要はある。しかし、森に生活を頼る先住民族に対する不当な取り締まりが増えることも懸念される。入植政策などで土地から閉め出され、薪などを切って町に売りに行くしか生計手段のない先住民族は、これまでも森林警備員の嫌がらせや賄賂要求に苦しめられてきた。薪が大量に押収されたことからもそれは想像に難くない。森林警備に軍が直接関与することで、さらに締め付けが強まるだろう。太古の昔から森を守ってきた先住民族を森から閉め出すのではなく、土地や森林資源に対する権利を認めてこそ、森林は保全されるのではないだろうか。

情報源:デイリー・スター紙、2004年10月18日
2004/10/15 Fridayauthor: jummanet(n)

政府はCHTで警察の人員削減を計画

政府高官によると、政府は近日中に三つの丘陵県から800人の警官を撤退させ、犯罪が最も蔓延る他の地域に再配置する可能性が高い。爆弾事件など暴力・犯罪の増加による治安悪化から、内務省は治安強化措置としてCHT3県から多数の警官を撤退させ、他地域に配置することを提案している。この提案は約一ヶ月前、内閣官房を経て陸軍局に送られた。CHT当局も800人の警官の再配置に同意したと情報筋は言う。
現在、三つの丘陵県には、陸軍、国境警備隊(BDR)、武装警察隊(APB)、村落防衛隊(VDP)のほか、27の警察署に3600人の警察官が配置されている。警察職員によると、このほかランガマティ県のサジェクとフォルア、バンドルバン県のボイチョリに警察署を新設する計画もある。内務省はCHTから別の地域に警官を再配置し、その代わりに丘陵地帯での治安維持のために大規模な治安軍を展開することを計画している。CHT行政の高官は、「当初は警官のほとんどを撤退させる提案を受けたが、800人だけ撤退させることに同意した。なぜなら、ベンガル人入植者の村々の警護、テロリストなど犯罪者の逮捕や事件後の遺体の収容などに関する法手続の遵守のために残りの警官が必要だからだ」と語る。「軍が暴徒やテロリストを捕らえた場合も、警察に引き渡すことが法律で義務づけられている」と彼は説明した。一方、内務大臣ルトフッザマン・ババルはカグラチョリを訪問し、県内の警察署をいくつか訪ねた。地方当局は県内に一定数の警察を留める必要性について彼に説明した。

情報源:デイリー・スター紙、2004年10月15日