2004/09/19 Sundayauthor: jummanet(n)

公衆衛生・土木局がバンドルバン丘陵県で15件の給水プロジェクトを実施

 近年バンドルバン県で、機械や電力を使わずに天然の滝から水を引く給水システムが普及し始めている。様々なNGOや政府機関、自治体が協力して遠隔地の村々にこうした給水システムを設置している。バンドルバン県行政の主任技師によると、電気や機械を使わず、丘陵の天然の滝から落ちる水を小さな貯水池に貯めて、水道管で村の家に水を引いているという。一年中、水が供給され、数年前のような水不足の心配もなく、住民は税金や料金を支払わずに利用できる。滝の水はほとんどの季節には清く澄んでいるので、水の浄化のための石灰の費用もかからない。バンドルバン町では、サング川から引いた水を浄化して給水しているが、水を浄化するために年間200万タカ分の石灰を購入する必要があり、維持費も高い。バンドルバン町にも丘陵の9つの滝から水を引くプロジェクトが検討されているという。公衆衛生・土木局は、2年の間に1050万タカの予算でこうした給水プロジェクトをルマ郡で二件、バンドルバン町で九件、ナイッキョンチョリ郡で二件、ロアンチョリ郡で二件、計15件実施する予定である。

情報源:日刊カグラチョリ紙、2004年9月19日