2009/05/23 Saturdayauthor: JummaNet サイト管理者

エクパタ・キャンペーン

 1997 年12 月にCHT和平協定が結ばれてから、2007 年12 月で10 年を迎えました。20 年以上に渡る内戦を終結させ、国際社会からも認められたこの和平協定が10 年経った現在、どの程度実施されているのかを検証することで、改めて和平協定の効力や問題点、チッタゴン丘陵地帯の現状を国際社会に知らせ、問題提起を行なう必要があります。
 これらの事業は、CHT委員会と連携を取りながら3ヵ年計画で実施することとなり、2007年度はそのための委員会が結成されました。

 ジュマ・ネットはこの和平協定10 周年を機に、日本の市民がバングラデシュ政府に和平協定の実施を促し、和平に向けた努力を行なうよう求める署名と平和のメッセージをエクパタ(ベンガル語で「一葉の葉書」という意味)に寄せ、それを集約してバングラデシュ政府に市民の思いを伝えるというキャンペーンを行ないました。

 「エクパタでバングラデシュに平和を」と題した、和平協定の重要性と紛争が続いている状況を説明したエクパタ・キャンペーンのパンフレットを1 万枚作成・配布し、2007年10月から約5 ヵ月で約900 枚のエクパタが集まり、2008 年3 月末に和平協定実施を求める要請文とともに日本のバングラデシュ大使館に提出しました。続く2008年度も引き続き、エクパタ・キャンペーンを一部継続しながら、反省とさらに効果的なキャンペーンを模索し、2009年度から新しくバージョンアップさせたキャンペーンを展開することになりました。

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PDFicon071203 Ranlai PAletter GOB sign-J 和平協定10周年を迎えて、エクパタ・キャンペーンを展開し約1,000の和平協定の実施を求める署名とレターを提出。2007年1月に発令された非常事態宣言後の人権侵害と土地収奪も憂慮する。(日本語訳)

PDFicon071203 Ranlai PAletter GOB sign-E 和平協定10周年 英語バージョン(2008年2月提出)